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カンボジアの女性職人さん

こんにちは、BAL'sデザイナーのNatsukoです。

 

新年早々、2回目の緊急事態となってしまいましたね。

寒さも一層厳しくなっていますので、

皆さまくれぐれもお体にお気をつけください!

 

トップページでもお知らせしていますが、

昨年末からの新型コロナの状況を受け、

今年のポップアップ販売は春からのスタートとなります。

 

ただいま計画中のプロジェクトもありますので、

決まり次第お知らせいたします!

カンボジアのテーラーさん
カンボジアのテーラーさん

今日のブログは久々にカンボジアについて

書きたいと思います♪

今回はテーラーさん(縫い子さん)についてのお話です。

 

BAL'sの商品は現地の色々なテーラーさんに

作ってもらっています。

発注先は工房やフリーの職人さんなど様々です。

街中でもたくさんのテーラーさんを見かけます
街中でもたくさんのテーラーさんを見かけます

 

その中で、去年から大人気のシルクマスクを

作ってくれている職人さんをご紹介します。

 

ちょっと長めですが、どうぞお付き合いください♪

 

 

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Sinat(シナ)さん 37 

キャリア約20年のベテラン職人

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シナとはカンボジアに住んでいた頃からの付き合い
シナとはカンボジアに住んでいた頃からの付き合い

私が工房でバッグ作りをお願いし始めた頃、

シナは私の考えたバッグの設計図となる型紙を

作ってくれていました。

 

とても英語が堪能で、工房のリーダーとして

若手の指導もしていました。

 

カンボジアでは20歳そこそこで結婚する女性が多いですが、

シナは30歳過ぎで年下の旦那さんと結婚、

今は4歳の1人息子がいます。

縫製はもちろん、パターン作りやデザインといくつもの仕事ができるシナ。
縫製はもちろん、パターン作りやデザインといくつもの仕事ができるシナ。

日本でいえばキャリアウーマンのシナですが、

仕事と育児の両立にはとても苦労していました。

 

病気がちのお母さんとも同居しているため、

なかなか家を離れられないときもある中、

私が工房に行くときは必ず出てきてくれました。

 

無理に来てもらってごめんねと言うと、

「いいの、仕事をしているときは

全てを忘れられるし楽しいから」と話してくれ、

彼女のものづくりへの情熱とプロ意識に、

いつも感謝と尊敬の気持ちでいっぱいでした。

工房でお昼寝する息子のチャンボットくん
工房でお昼寝する息子のチャンボットくん
2019年カンボジアを訪れたときシナ(右)と一緒に
2019年カンボジアを訪れたときシナ(右)と一緒に

そんなシナは、2018年に私が日本に本帰国してからは

工房を離れ、時間の融通がきく工場で働いたり、

個人で縫製を請け負ったりしているようでした。

 

去年、コロナの流行が始まってから連絡を取ると、

一時は仕事がなくなってしまったとのことでした。

今も少し工場で働いているれど、

日雇いなのでお給料も十分ではないとのこと・・・。

 

なんとか力になれることはないか考えた結果、

個人的にマスク作りをお願いすることにしました。

 

生地選びからマスクの縫製まで、

変わらずきっちりとした仕事ぶりで

BAL's協力してくれています。

カンボジアにはシナのような腕の良い

女性の職人さんがたくさんいます。

 

微力ではありますが、そんな彼女たちが

コロナ渦でも仕事を続けることができるよう、

BAL'sとしてできる限りののことを

やっていきたいと考えています。

 

またカンボジアの職人さんについてのエピソードは

今後も随時ご紹介してゆきたいと思います♪

どうぞお楽しみに!

 

 

2021113

Natsuko